最近はだいぶ涼しくなってきて、秋の気配が感じられるようになりました。秋はもの想いにふけるとか、淋しいイメージがありますが、季節的にはいちばん過ごしやすい季節ですね。読書の秋などと言われるように、いろいろと考えることのできる季節でもあります。また私にとっては、あの過ぎ去った夏の炎天下の弾ける日を、懐かしく思い出させてくれる時でもあります。ひとつのドラマの頂点を夏とすると、秋と冬はエピローグのようですね。私が夏が好きなのは、秋があるからかもしれません。
ドラマのエンディングの回想シーンなどには、夏がよく似合います。片山恭一さんの「世界の中心で愛をさけぶ」や「君の知らないところで世界は動く」のドラマにも、夏のシーンが出てきますね。ドラマが悲しければ悲しいほど、明るい笑顔のシーンは美しく見えます。それでまた別れの秋が生きてくるのですね。
秋は音楽を聴くにもいい季節です。秋をイメージする歌で、私が思い浮かべるのは五輪真弓の“恋人よ”です。五輪真弓の声は、秋や冬のイメージがよく合います。ほかにはミルキー・ウェイが歌っている“秋になると”という曲で、淡々と過ぎてゆく秋のイメージがよく出ている名曲だと思います。最近のグループでは、解散してしまいましたが、サニーディ・サービスの“枯れ葉”もいい曲で、学生時代を思い出します。
学生時代と言えば、秋には体育祭や文化祭がありましたね。体育祭で思い出すのは、私がリーダーとなって作ったプラカード(看板)があります。これはすごいですよ。ではちょっと写真をご覧下さい。そしてこの龍は、口から火を吹いて競技中に燃えたのです。それがこちらの写真です。この時は大騒ぎでした。バケツリレーをして、火をやっと消しました。しかし燃えはしましたが、プラカードの人気投票でいちばんになりました。懐かしいです。私は美術部でしたので、文化祭でははりきって油彩画やデッサン画を、まるで個展のようにたくさん展示していましたが、それよりも友人のロックコンサートの方が気になってしかたがなかったのを覚えています。
いろいろと秋について書きましたが、やはり秋もいいものですね、皆さんもこれからの様々な秋を満喫して、たくさん思い出を作ってください。
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