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Aquarium Fish

ヲアジア・アロワナ

(Scleropages formosus)

分 布

マレーシア、インドネシア

全 長

60cm以上

水 質

中性

アジア・アロワナ


アジア・アロワナ

私が初めてアジアアロワナを見たのは、今から31年前、13歳の時です。その頃のアジアアロワナの体色は少し金色という印象で、値段もシルバーアロワナと比べても特別高いということはなかったと思います。それから時代は進み、アジアアロワナはみるみる熱帯魚のスターになりました。

今のアジアアロワナの色彩は他に類を見ないほどの美しさに満ちています。アロワナ以外で鱗が光っている魚として思いつくのは、ディスカスとアフリカンシクリッドくらいでしょうか。しかもアロワナは1枚1枚の鱗が大きく、存在感があります。

私がアロワナを描く時にいちばん力を入れるのは、この鱗の輝きを表現する時です。中でも難しいのが、ワイルドブルーの色彩で、ピンクから紫、紫から青の微妙な輝きを出すのに、私は面相筆という極細の筆を使って、油絵の具をオイルで薄く溶きながら少しずつ色を重ねて描いてゆきます。今度私の絵を見る機会がありましたら、特に鱗を注意して見てください。油絵とは思えないほど、なめらかなタッチで描いています。

また、私はアロワナの形にはよりいっそうの神経を使います。描く形は理想のプロポーションをしていなければならないからです。頭はスプーンヘッドで少し反り上がっていて、ヒゲもピンと上を向いていて、胸ビレや尾ビレは大きく堂々としているもの、また全体のプロポーションとしては、頭が小さく見えるように描いています。

アロワナは泳ぎにも気品が漂っています。私は魚は泳いでいる姿が美しくなければならないと思っています。このアロワナの泳ぎの美しさは、鱗の大きさからくるものではないでしょうか。ターンをする時の鱗の動きを見ているとほれぼれします。このようにアロワナは形といい、色といい、泳ぎといいすべてが絵になる魚です。







ヲアグアプレコ

(Acanthicus adonis)

分 布

アマゾン河

全 長

80cm 〜 90cm

水 質

中性

アグアプレコ


アグアプレコ

1982年、アクアリウムダイジェストvol.13に黒の体色に白いスポットがちりばめられた、すばらしく美しいプレコが載り、日本のアクアリストたちにもかなり話題になりました。そして1986年にそのプレコが初めて輸入されました。名前はアグアプレコ。実際このプレコはアマゾン本流からペルーにかけて広く分布しているというのに、日本に輸入されるのが遅すぎたのは、今までプレコの人気があまりにも低かったからでしょう。しかしこれを機にニュースタークラウンプレコ、ガリバープレコ、オレンジトリムプレコなどの新種が続々と輸入されることになります。

1986年“Tropical Fish Hobbisto”の表紙を飾ったオレンジトリムプレコは、全身が金色で黒のスポットがくっきりと入り、おまけに目が少しブルーがかり、すばらしい個体でした。私はこの写真を見てオレンジトリムが好きになりました。しかしこの金色は発光バクテリアの寄生により、輝いているのだと思います。

個人的には私がプレコの中でいちばん好きなのはロイヤルプレコで、デザイン・形といい最高のプレコだと思います。この魚の大きくなるほどストライプが美しくなり、背ビレをピンと立ててヒラヒラ泳ぐ姿はプレコのキングとしての風格があります。いつか私はロイヤルプレコが薄暗い砂底をユラユラと泳いでいる姿を描いてみたいです。プレコはあまり泳がない魚ですが、絵にするには底砂を蹴り上げて泳いでいるところがいいと思います。


 

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