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Aquarium Fish

ヲアクア・プランツ

(Aqua plants)

水 草

スプーン・ソードプラント、イエロー・リシマキア

水 温

20度〜25度

水 質

弱酸性から中性

アクア・プランツ



バランスドアクアリウム

アクアリウムの中に、バランスドアクアリウムというものがあります。どのようなアクアリウムもいつかは必ず崩壊してしまうのですが、その過程でまったく手をかけなくてもよい、調和のとれた状態になったものをバランスドアクアリウムといいます。水槽が大きければ大きいほどそのバランスは長く保たれ、魚の数は少なめに入れた方が水質は安定します。

アクアリウムはまさに小さな地球そのものであり、自然界のバランスと同じものがアクアリウムの中にもあります。陸上の植物も水中の水草も光合成をおこない、私たち動物が出す炭酸ガスを吸収してデンプンを作り、酸素を出します。その酸素を私たちが吸っています。

また植物は、動物のフンや死骸などの有機物をバクテリアが分解して生じた物質を肥料として取り入れ成長します。それには自然界では太陽の光が必要不可欠であり、アクアリウムの中では太陽に変わるものが照明なのです。その照明も自然界と同じように朝昼夜と、明るさをタイマーで調節するとなお良いと思います。

そのように作られたアクアリウムは、私たちが自然を知る教科書となるでしょう。バランスドアクアリウムを作るには魚を飼うということよりも、水草をうまく育てることを重点に考えなければなりません。自然界の汚染でもまず初めに水草が溶けてなくなり、魚はそれでも元気で泳いでいます。藻や苔も魚にとっては別に問題にならないのですが、デリケートな水草には致命的です。水の豊富な自然界の中で、魚がいなくなるという状態はかなり汚染が進んでいることです。したがって、元の川に戻すには長い歳月がかかります。

アクアリウムの中では、わずかな汚染によってもバランスが崩れてしまいます。それを防ぐにはまず初めにバクテリアの繁殖が肝心で、枯葉、餌の残り、魚のふん尿などからなるアンモニアを亜硝酸に変えるニトロソモナス、亜硝酸を硝酸塩に変えるニトロバクターなどのバクテリアによる窒素化合物の分解がスムーズにおこなわれていなければなりません。それは水草を植え、酸素を充分に供給し、バクテリアがよく繁殖するフィルターや濾材が必要です。

アクアリウムは完成するまでに私たちに様々な難問を投げかけてきます。それをひとつずつ解決していく過程で、自然への理解が深まると思うのです。私たちの地球は今危機に面しています。環境破壊の最大の原因は人工増加にあり、そこから様々な汚染が進んでいきました。アクアリウムにおいても、魚の数か増えすぎるとバランスが速く崩れて崩壊してしまいます。地球もアクアリウムも限りある資源なのです。小さな自然(アクアリウム)を見つめてきた目で、地球の環境も考えていきたいと思います。

 

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