彩色筆
水彩や油彩で色を塗る時に中心となる筆が彩色筆で、特に水彩画を描く時には重宝しています。値段も手頃で500円〜1,000円以内であると思います。最近はナイロン系の筆もありますが、これはあまり良くありません。筆に表情が出ないからです。彩色筆の場合、筆を紙に押さえつけると筆先がパッと開きます。その開いたままで人物の髪の毛や動物の毛並み、生い茂った草などを描くのですが、ナイロンの筆の場合だと押さえつけても元に戻ってしまいます。人物の髪の毛や動物の毛並みなどは1本1本描くと絵が堅くなりますので、固まりとしてまとめて描いてゆきます。筆の使い方は様々で、横に滑らすように平行に動かしたり、筆先を指で弾いて色を飛ばしたり、筆の水分を取ってかすれさせたりなど、これらのことを彩色筆は1本でこなしてくれます。皆さんもぜひ使ってみてください。
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