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THE STUDIO

THE STUDIO / Dragon's Dream

これもかなり昔、学生時代に買ったもので、ジェフ・ジョーンズ、マイク・カルータ、バニー・ライトスン、バリイ・スミス4人の画集です。フラゼッタやボリスなどのあとに続くファンタジーアーティストですが、スタイルは線画を主体としたアメリカンコミックです。もう少しアートに近い人達では、シド・ミードやロジャー・ディーンなどがいます。シド・ミードには学生時代展覧会を見に行き、サインをもらった記憶があります。その帰りに近くの喫茶店でお茶を飲んでいると、目の前にまたシド・ミードがいたのでびっくりしたのを覚えています。ロジャー・ディーンは、日本ではまだ展覧会をしていないと思いますが、ぜひ原画を見てみたいアーティストです。フラゼッタなど、アメリカのファンタジーアーティストの中には素晴らしいアーティストがいるのですが、原画はほとんど見られないのが残念です。しかし今では、インターネットで海外のアーティストの作品はいつでも見られるようになりました。そしてファンタジーアートのアートフェアなどが、海外では盛んにおこなわれていて羨ましくなります。日本ではアマチュア中心のアートフェア(デザインファスタ)などはありますが、残念ながらファインアート・絵画以外の、プロ(イラストレーター)中心のアートフェアはほとんどありません。私は以前から、イラストレーターのプロ中心のアートフェアのことを考えています。現実的にはなかなか進んではいませんが、いつかぜひやってみたいと思っています。


ロバート・ピーク作品集

ロバート・ピーク作品集 / 学校法人東京デザイナー学院出版局

このロバート・ピーク(ボブ・ピーク)の画集は、ふつうの出版社ではなく東京デザイナー学院出版局から出版されためずらしい本で、186ページのオールカラーです。当時アメリカのイラストレーターの画集は日本にはほとんど紹介されてなく、あるとしたらノーマン・ロックウェルやマックスフィールド・パリッシュなどでした。私が学生時代に好きだったアメリカのイラストレーターは、マーク・イングリッシュ、ロバート・ハインデル、ジョン・ウィットコム、バーナード・フュークス、パリッシュなどで、デッサン力にすぐれた実力派の人達です。今ではイラストレーターというよりアーティスト(画家)として活躍されています。これらのほとんどの方が油彩を使っていて、このロバート・ピークもほとんど油彩で描いていますが、パステルも使っています。今見ても構成などに新鮮さがあり、赤と緑の補色の使い方など色の使い方が非常にうまく、派手な色から渋い色まで幅広く使いこなしています。私はロバート・ピークの中では、キャメロット、スタートレックやヘアーなどの映画ポスターに見られるような、サイケデリックな派手な色彩を使ったものが特に好きで、それらは時代を超えた普遍的な輝きがあります。この本は手に入りにくいと思いますが、今の学生や若い方にもぜひ見てほしいですね。


Ian Walton, Russell Mills

Ian Walton, Russell Mills / KYOTO SHOIN

学生時代、ラッセル・ミルズのような感性が好きで、錆びた鉄を飾ったり、朽ちた木やペンキで汚れた看板などを部屋に掛けていました。自然の力や時間によって風化して枯れるものの中には哀愁やロマンチズムなどの退廃的な臭いがあり、きらりと光る怪し気な美しさを見せる時があります。その感性はマーク・ダイオンなどにも繋がるものがあり、また1枚の絵画としてだけではなく、ジョセフ・コーネルなどは箱や部屋などをひとつの空間として現わしました。近いものに理科の実験室、錆びれた工場、画家のアトリエなどの個室や小屋などの空間には同じような臭いがあります。私の父は映画の看板を描いていたので、仕事場の壁や床に様々な色のペンキが飛び散っていたり、錆びた鉄くずや釘やトタン、ペンキの缶やシンナーの瓶、鉄のはしごに糸のこぎり、壁には画鋲で止められた無数の映画のポスターやスチール写真、きわめつけが描きかけの映画の看板とその横には上映が終わり引き裂かれた看板など、今思い出してもわくわくするような情景がありました。今では映画の看板を描く職人も少なくなり、このようなプロフェッショナルの仕事場を見る機会がなくなったことを残念に思います。


Album Cover Album

Album Cover Album / A DRAGON'S WORLD BOOK

私が初めてアートを意識したのは高校時代に聞いたロックのLPジャケットです。見開きのLPジャケットであれば、開げると60cmにもなるのでその存在感は抜群でした。よく音楽を聞きながらジャケットを眺めていたものです。その頃のロックはどのジャケットもかなり凝っていて、ローリングストーンズのファスナーの付いたジーンズのジャケットなどは有名ですね。またプログレッシブロックのジャケットはクリムゾンをはじめ、ほとんどのバンドのジャケットがすばらしく、中でも私の好きなロジャーディーンが描いたYESや、ユーライヤヒープのジャケット、またギーガーが描いたELPのジャケットなどが印象的でした。私もいつかジャケットの絵を描きたいと夢を膨らませたものです。この本はLPジャケットを集めた洋書で、私がまだ貧しい19歳の学生の時に思いきって買った本です。当時15,000円ほどしたと思います。いろんな友人に貸したりして今ではボロボロになっていますが、たくさんの想い出がつまった本です。




玉神輝美のサイン