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from Atelier

★水彩で人物を描く(1)<父親の絵です>

私が23歳の頃、父親に人物画の見本を描いてもらいました。写真は赤系統ですが、絵は青系統で描いています。赤系統、青系統というのは絵を描く3原色のバランスで、赤を少し多めにしたものと、青を少し多めにしたものの違いです。人物は普通は赤系統で描きますが、青系統の絵は人物の影など少し紫色になり、透明感が出て美しいです。この絵の中で特に皆さんに見ていただきたいのは髪の毛の描き方です。1本1本描くのではなく、かたまりとしてとらえてから筆の先を使い、ひと筆書きのように勢い良く描いていきます。人物の肌の色は肌の柔らかいところ(頬や鼻の頭や耳たぶなど)は少し赤みを出し、肌の堅いところ(額や顎など)は黄色味を強くして質感を出していきます。



全体に肌色を塗ります


額と顎を黄色味の肌色で描きます


影の色を青を少し多めにした色で描きます


影の色を濃くした色で目を描きます


顔のベースができました


髪の毛の輪郭をとります


青系統の色を塗ります


髪の毛をかたまりとして描いていきます


筆の先を使って大きく描いていきます


少しずつ濃くしていきます


髪の毛をもう少し細かく黒く描いていきます


完成しました

 

玉神輝美のサイン